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2009.11.14のニュース その2
韓国・釜山にある射撃場で今日午後、火災があり、日本人観光客を含む10人が死亡6人がケガをしている。
今日午後2時26分頃、釜山の中心部、シンチャンドンで5階建てビルの2階あるガナダラ射撃場から出火した。
火は既に消し止められているが、現地の警察の調べによると、これまでに10人が死亡、このうち日本人観光客が複数含まれているとのこと。
また、6人が重傷を負っているとのこと。
火事が起きた射撃場は釜山の国際市場の中にあり、大勢の日本人観光客が訪れるスポットとなっている。
警察と消防で現在、出火の原因を調べている。
韓国・釜山にある射撃場で今日午後、火災があり、日本人観光客を含む10人が死亡6人が重傷となっている。
現地の警察は、死傷者の数はさらに増える可能性があるとしている。
韓国から大きな火災のニュースが飛び込んできました。
死亡者の中には日本人も複数含まれている模様ですが、最新情報を現地ソウル支局から中継。
こちらに入っている情報をお伝えします。
繰り返しになるかもしれませんけれども、釜山市内の室内射撃場で今日午後2時26分、火事があり、これまでに10人が死亡した。
そして、この中には少なくとも2人の日本人が含まれているとのこと。
死亡者の中に少なくとも2人の日本人が含まれているとのこと。
現在、身元の確認中で、詳しい現場の状況はよくわからないが、先ほどKBSテレビが伝えたところによると、死亡した10人のうち、9人が日本人、1人が韓国人ガイドと、こういう情報もある。
繰り返します、先ほどKBSテレビが伝えたところによると、死亡した10人のうち、9人が日本人、1人が韓国人ガイド、こういった情報も入っている。
また、JNNが地元の警察に取材したところ、少なくとも2人の日本人の死亡がこれは確認されたとのこと。
また、病院によると日本人男性が2人ケガをしているとのこと。
6人ケガ人がいるが、日本人男性2人のケガ人があり、病院で治療を受けているという情報が入っている。
アメリカのオバマ大統領は今日午前、都内でアジア外交についての演説を行った。
この地域への関与を強める意思を示した演説、それぞれの立場の人が、それぞれの思いで聞いた。
東京都内のホールに続々と集まる人、人、人。
各界著名人が集まる中、演歌歌手、ジェロの姿も。
主役の登場は午前10時過ぎ。
オバマ大統領は何を語るのか。
それぞれの思いを乗せ始まった演説は、幼い日の鎌倉での思い出から始まった。
日本中の注目を集めたオバマ大統領の演説。
開始直前には、こんな人たちの姿も。
おそろいの法被に身を包み、携帯の着信音はオバマソング。
オバマを勝手に応援する会の人々しかし…オバマ大統領と間近で触れ合いたかった市民だが、演説はホテルのテレビでチェックすることにした。
演説のテーマはアジア政策。
来年、安保改定50周年を迎える日米同盟について、アメリカのアジア外交の基軸であると位置づけた。
核兵器の廃絶については…そして、北朝鮮については…演説を終えたオバマ大統領は皇居へ。
天皇・皇后両陛下が出迎え、昼食をともにした。
通訳1人を介して、大統領と両陛下の3人だけでテーブルを囲んだと言う。
そして、午後2時40分、当初の予定より2時間ほど早く、大統領はシンガポールに向けて飛び立った。
日本滞在、およそ23時間。
確かにアジア歴訪で、日本は最初の訪問国であったが、駆け足感は残った。
足かけ2日間にわたったオバマ大統領の初訪日は日米同盟を基軸に、アジア太平洋地域へのアメリカの関与を強化する姿勢を強く印象づけるものだった。
オバマ大統領は今日午前、東京で包括的なアジア政策に関する演説を行い、日米同盟を基軸に、今後、アジア太平洋地域に積極的に関与していくと宣言した。
これは政治的には、中国の影響力増大を牽制するとともに経済的には成長著しいアジアへの輸出の拡大を通じて、アメリカの雇用増加を図るというオバマ政権の戦略を明確にしたもの。
そのためにも、日米同盟の再活性化、強化が必要だというわけで、わずか24時間にも満たない滞在でありながらもオバマ大統領は、軍事面だけにとどまらない同盟の可能性と意義を幅広く訴え日米首脳会談も、まさにこの点が主要議題となった。
その意味で歴史的な政権交代を実現した日米両国の新しい時代を予感させる演出にはそれなりに成功したが、のど元に刺さった形の普天間基地の移設問題は具体的な進展に結びつけることはできず、新しい同盟のあり方を1つ1つ具体的に見つけるためには大きな労力が必要なことを見せつける訪日となった。
APECの首脳会議が開幕し、来年議長国となる日本の鳩山総理も出席して地域経済の統合の加速や新たな経済の成長戦略について議論を行っている。
現地から中継。
昨夜、オバマ大統領と会談した後一足早くシンガポール入りしている鳩山総理は初めてとなるAPECの首脳会議に臨んだ。
初日の今日は、地域内の経済統合に向けた貿易や投資の自由化やWTOの新多角的貿易交渉、ドーハ・ラウンドの来年中の妥結に向けて議論が行われた。
日本は来年APECの議長国となることもあり、鳩山総理は、日本の経済状況や来年に向けた取り組みを説明したまた、会議の前の昼食会で中国の胡錦濤国家主席から先般の日中首脳会談などではよい議論ができたと声をかけられ鳩山総理は、日中関係がウィン・ウィンの関係になることは、国際社会全体にとって意義があると応じたとのこと。
ところで鳩山総理とロシアのメドべージェフ大統領との首脳会談が明日午後行われることが正式に決まっている。
イギリス人女性の遺体が見つかった事件で逮捕以降、食事を拒否している市橋達也容疑者が医師の診察を受けていたことがわかった。
市橋達也容疑者はおととし3月に千葉県市川市の自宅でイギリス人の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさんの遺体を遺棄したとして逮捕されている。
市橋容疑者は逮捕された日の夜から今朝までの4日間、お茶だけを飲み、食事を拒否しているが、昨日夕方、医師の診察を受けていたことがわかった。
脱水症状はなく、健康状態に問題はないとのこと。
また事件に関しては、依然として黙秘を続けているが、取り調べ中に涙ぐむ場面もあるとのこと。
警察は、市橋容疑者がこのまま何も口にしなければ栄養点滴をすることなども検討している。
昨日、三重県熊野市沖でフェリーが座礁して傾いた事故で国土交通省の事故調査官が現地入りし、乗客らから当時の状況を聴取した高波を受けたフェリー「ありあけ」は、三重県御浜町の海岸で右舷側に90度ほど傾いた状態で座礁している。
事故原因についてフェリーの船長らは、三角波のような高波を横から受けて傾いたと話していて現地入りした運輸安全委員会の事故調査官が乗客・乗員から当時の状況を聞き取り調査した。
午後からは座礁現場で実況見分を行い、船体の損傷状況などを確認。
調査結果をもとに事故原因の究明を進める方針。
一方、船体から漏れた油は東に幅数十メートル、長さ5.5kmにわたって浮いていることが第四管区海上保安本部の調査でわかった。
現場海域は、伊勢エビ漁の最盛期で、漁業者から影響を心配する声が上がっていて巡視船が中和剤をまくなどして汚染の拡大防止に努めている。
新潟県長岡市の自営業の男性がおとといから行方不明になり、警察では、事件に巻き込まれた可能性もあると見て捜査している。
行方不明になっているのは、長岡市内に住む76歳の自営業の男性。
捜査関係者によると、男性はおととい、経営する会社に出勤した後、行方不明になったもので昨日、家族から110番通報があった。
倉庫からは血痕が数カ所で見つかっており、警察では男性が事件に巻き込まれた可能性があると見て周辺を捜索している。
同時テロの主犯格、アメリカ本土に移送。
アメリカ政府は、2001年9月11日に起きたニューヨーク同時多発テロの主犯格で当時、国際テロ組織アルカイダのナンバー3だったハリド・シェイク・モハメド被告ら5人をニューヨークで裁判にかけると発表した。
5人は収容されているキューバにあるアメリカ海軍、グアンタナモ基地から移送されることになるが、アメリカ本土への移送は市民を危険にさらすとの反発も予想される。
この後の注目のコーナーは今週水曜から始まった事業仕分けを追います。
この事業仕分けがうまくいくのかどうか、かつての与党がとった活動にそのヒントが隠されていました。
FA宣言をした松井が日本総領事館から日米友好に努めたとして表彰を受けた。
1週間ぶりの公の場で契約については…一方、レッドソックスの松坂は先輩・桑田真澄さんとともにスポーツショップのイベントに参加。
イベントの目玉は始球式。
不安げなコメントを残した松坂、注目の一球は…高めに外れるが、キャッチャーの中学生がナイスキャッチ。
柔道の講道館杯女子でスーパー中学生、山本杏が大活躍シニア大会初出場ながら、果敢な攻めで堂々の3位入賞。
期待の新人が現れた。
78kg超級では塚田真希がこの大会、初優勝。
第一人者の力を見せつけた。
強風のため2時間遅れでスタートした伊藤園レディス2日目。
首位の横峯さくらは3番の第3打強風で周りがスコアを落とす中、首位を独走。
14ホールを終え、日没サスペンデッド。
優勝をかけ、明日の最終日に挑む一方、賞金ランクトップの諸見里しのぶはスコアを1つ落とし、13位タイとしている。
続いては注目の男子ゴルフ、三井住友VISA太平洋マスターズだが、朝からの天候不順が賞金王を争う2人にも影響を及ぼしたよう。
激しい雨と風のため、2時間50分遅れのスタートとなった3日目。
賞金ランク2位の石川遼は、雨の影響で微妙に状態が変化したグリーンに苦しみ、なかなかバーディーを奪えない。
それでも16番、パー4の第2打バックスピンのかかったボールはピンに向かって転がり、2mのバーディーチャンスに。
これを沈め、ようやくこの日初のバーディーを奪う。
18番でもこのアプローチ。
5ホールを残し、首位と5打差の暫定12位タイ。
明日、23ホールを回り、逆転優勝を狙う。
一方、賞金ランクトップの池田勇太はスコアを2つ落とし、暫定43位タイに後退している。
続いては、今週の注目です。
鳩山政権の目玉とも言える事業仕分けが今週の水曜日から始まりました。
447の国の事業が見直しの対象となっていまして、3兆円の予算削減を目指すとしているが、果たしてこの結果が本当に無駄の削減につながるんでしょうか。
過去の経験をひもといていきますと、そこから幾つかの壁が浮かび上がってきました。
100年以上続く古い酒蔵が並び白い煙が立ちのぼる酒の町、広島県・西条。
酒蔵の1つを訪ねる。
煙の正体は米を蒸す際に出る蒸気だった。
蒸し上がった米に杜氏が振りかけていたのは…酒の品質を左右する麹菌の分析や基礎研究を多くの酒造会社は長年、ある研究所に頼ってきた。
財務省所管の独立行政法人、酒類総合研究所。
今回、政府の事業仕分けで取り上げられ、廃止や見直しを迫られるかもしれないと言う。
今週月曜日、平松理事長は、研究所が仕分けの対象になるのか気が気でなかった。
財務省は、研究所の運営費として来年度、11億円の予算を要求している。
酒への適正課税に必要な分析や鑑定を行うとともに、業界発展のための研究や、新酒の鑑評会などを開催すると言う。
現在、職員はおよそ50人。
日本酒やビール、ブランデーの実験プラントのほか、ワイン発酵室、さらに利き酒専用の部屋も設置されている。
利き酒室から見えるブドウ畑も研究所のもの。
原料を研究するためにと、焼酎用のイモ畑や日本酒用の田んぼもある。
酒類総研の前身は、およそ100年前にできた大蔵省の醸造試験所。
当時、税収の4割を占めていた酒税を安定的に確保するため、酒の保存法の研究などが行われてきた。
今は、遺伝子レベルの最先端の研究も行うなど、その役割は変わりつつある。
だが、本来、国がやるべき研究なのか。
税金を使っての鑑評会は無駄ではないかなど、近年、その必要性に疑問が投げかけられている。
もし事業仕分けの対象となり、廃止と判定されたら、職員は一体どうなるのか。
その2日後、東京・新宿区の体育館で、注目の事業仕分けが始まった。
仕分け作業はまず、各省庁の担当者が事業の必要性を説明し、これを受けて国会議員と民間の有識者から成る仕分け人が質疑を行う。
そして、仕分け人の多数決によって事業を見直すかどうかが決まる。
一般公開のもと、激しい議論が繰り広げられた。
仕分け人の1人、民主党の寺田学議員。
実はこの日に備え、3日前、長野県を視察していた。
長野県南部の下條村。
人口4000人あまり。
17年前から道路整備など一部の公共事業を住民自らが行っている。
村が資材を提供し、住民自ら小さな工事を行うことで村の財政にゆとりが生まれ、少子化対策などが充実したと言うこの視察を踏まえ、事業仕分けに臨んだ寺田氏。
発言にも熱が入る。
一方、寺田氏のすぐ隣では厚生労働省の事業をめぐって、厳しいやりとりが交わされていた民間仕分け人の海東秀和氏。
海東氏は滋賀県高島市の前の市長でこれまで4回、地元で事業仕分けを行ってきた。
海東氏が市政に事業仕分けを導入したのは自治体の合併によって重複する行政サービスの無駄を解消するためだった。
4回に及ぶ事業仕分けなどの結果市の総予算のおよそ1割を削減することができたと言う。
今回、国の事業仕分けに加わるに当たり、海東氏は病院を視察。
自ら経験した地方病院の勤務医不足を解消するため、診療報酬の改定について意見を聞いていた。
そして…この場で、診療報酬の見直しも決まった。
初めて実施された国の事業仕分け金曜までの3日間で29の事業が廃止や予算見送りとなり、1200億円の削減が政府に提案されることになった。
だが、事業仕分けは本当に革命を起こせるのか。
疑問の声もある。
前代未聞の事業仕分けは、予算の無駄を省く本当の切り札となるのだろうか。
事業仕分けの難しさを知る人物がいる。
神奈川県厚木市役所の職員、小瀬村寿美子さん。
去年6月、埼玉県草加市で行われた事業仕分けに民間仕分け人として参加した。
草加市では、事業仕分けの結果、40の事業のうち、県外にある施設、奥日光自然の家など15の事業が不要と判定された。
ところが、その後出た市の最終方針で実際に廃止されたのは、2つだけ奥日光自然の家を含む13の事業は存続されることになった。
事業仕分けの結果がそのまま実行されるとは限らない。
事業仕分けの限界を小瀬村氏はこう指摘する。
事業仕分けに立ちはだかる壁がもう1つある。
それは、同じ与党から今後出てくるであろう政治的な反発。
仕分け作業が始まった11日、その反発を身をもって体験した前の与党議員たちが集まっていた。
河野太郎氏を中心に活動する自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチーム。
くしくもこの日、活動を再開させていた。
河野チームは、政権交代前の去年6月から事業仕分けの手法を使って居酒屋タクシーやマッサージチェアなどの無駄を削減し、注目を集めた。
広島県のあの酒類総合研究所も去年視察。
民営化するか、解体するかを迫ったこともある。
だが、当時与党だった同じ自民党内からの反発で思い切った見直しはできなかったと河野氏は振り返る。
予算規模が大きく、利権が複雑に絡み合う事業については仕分けの対象にできなかったと言う。
結局、河野氏らが指摘した無駄は同じ与党内の政治力学によって骨抜きにされた。
新政権のもとでの今回の事業仕分け、果たして大丈夫なのか。
原口大臣が口にした財務省への不満。
河野チームからも出ている。
関係者の口をついて出る財務省の問題。
実は、財務省主導で進む事業仕分けへの不満が今後、混乱の火種になるのではと見られている。
事業仕分けは、財務省のシナリオに沿って進んでいるのか。
事業仕分けはしょせん、財務省のシナリオに沿って進んでいるだけではないのか。
そんな不満もくすぶる中、藤井大臣に話を聞いた。
事実、3000ある国の事業の中から今回、仕分けの候補を挙げたのはほかならぬ財務省だった。
藤井大臣は、財務省主導を認めながらも、従来の予算の査定では限界があると強調した。
しかし、財務省が主導する限り、自ら行う事業の査定が甘くなるのではないかとの疑問も出てくる。
例えば、財務省所管の酒類総合研究所。
河野チームも無駄と指摘したこの研究所に財務省はどう対応するつもりなのか。
その研究所の理事長は、事業仕分けの対象に加えられたことにとまどっていた。
長年、研究所に頼ってきた地元の酒蔵は…新政権の目玉として始まった事業仕分け。
過去の経験から浮かび上がる様々な壁を乗り越えられるのだろうか。
独立行政法人、酒類総合研究所の事業仕分けは来週以降に予定されている。
この事業仕分けは週明けに再開されて、27日までの予定で財務省の事業は、主に後半で議題に上る予定とのことです。
ということは、酒類総合研究所の命運もそこで決まるということですね。
これからですね。
どうなるんでしょう。
とはいっても国がやっている事業のどれが無駄で、どれを廃止すべきかというのを国民の前で公開の場で仕分けていくということはこのことは画期的なことで、自民党時代には考えられなかったことですよね。
ただ、仕分けで決まったことに法的な拘束力はありませんし、与党内でもぎくしゃくが始まっていますし、どこまで本当に実行を伴いつつ、政治風土まで変えていくことができるのか、鳩山新政権の1つの大きな試金石だとも言えます。
続いては特集です。
核兵器のない世界をと訴えるアメリカのオバマ大統領が来日しました。
大統領が被爆地を訪れるかどうか注目されていたんですが、今回の訪問はありませんでした。
しかし、オバマ大統領を初め世界の人々に見てもらいたいと1人の男性がある映像制作のプロジェクトを進めている。
その映像とは、原爆が落とされる前の普通の人々が暮らしていた頃の広島の姿。
最先端のCG技術で64年前の町並みがよみがえろうとしています。
どうもご苦労さんです。
男性は、敷地の中に入ると、手を合わせた。
田邊雅章さん71歳。
原爆ドームの東隣。
ここには、かつて田邊さんが生まれ育った家があった。
今では市の特別な許可がないと、入ることはできない。
広島市猿楽町。
旅館や店が建ち並ぶ、当時、広島きっての繁華街だった。
この町の上空で原子爆弾が炸裂した。
当時8歳だった田邊さんと祖母は疎開していたため、難を逃れた。
しかし、両親と幼い弟を失った。
1945年8月6日朝、軍司令部勤めだった父を見送った直後のことだった。
田邊さんの故郷は、6000度の熱線で焼き尽くされた。
原爆投下前の広島の町をよみがえらせたい。
田邊さんは、最新のコンピュータ・グラフィックスを使って復元しようとしている。
毎日のように遊んだ産業奨励館、今の原爆ドームは地域の特産品を展示する目的でつくられた。
ダンスパーティーや音楽会が催されるなど、文化の発信地でもあった。
庭園に咲いていた季節の花。
木漏れ日のまぶしさ。
当時を知る人々の記憶をもとに、CGは制作されている。
1997年に始まったプロジェクトは今年13年目を迎える。
原爆で破壊された町ではなく、美しかった故郷の町並みをもう一度見たい。
田邊さんの聞き取り調査に協力した元住民たちは、これまでに200人を超える。
家族との思い出が詰まった田邊さんの家も田邊雅章さん、原爆投下前の広島の姿をCGで復元するプロジェクトに取り組んでいる。
家族との思い出が詰まった田邊さんの家は在りし日の姿を取り戻した。
弟をおぶった母が最後の瞬間に立っていたであろう台所。
鍋の置き場所、かまどの形に至るまで田邊さんの記憶をもとに再現されている。
中庭で遊ぶ田邊少年の目に映った産業奨励館の壁面。
こうした映像はすべて、田邊さんが私財を投じ、CGや建築の専門家を雇ってつくり上げた。
元住民たちの証言と並んで田邊さんが重視しているのが写真などの資料。
原爆投下前後の広島の姿を求め、アメリカの国立公文書館に、これまで5回足を運んだ。
ここで、田邊さんはある航空写真と出会う。
現在の平和記念公園、当時の中島地区が写っていた。
撮影は7月30日。
原爆投下の1週間前。
アメリカ軍は、これらの写真をもとに原爆投下の目標を定めたと言われる。
中島の北にあるT字型の橋がそれ写真に写し出されている影の長さから田邊さんは、撮影時刻を午前10時半頃と推定し、建物の高さを計算した。
人々の証言と資料をもとにつくり上げられた精密なCGだが、その画像には、際立った特徴がある。
再現された町の中に当時暮らしていた人々の姿がないどうしても人間を描くことができない。
新聞社勤務を経て、広島で映像制作会社を立ち上げた田邊さん。
だが、原爆に関する仕事は一切断ってきたと言う。
残留放射線を浴び、被ばく者として生きてきた心の傷。
その傷を抱えながらも、なぜ田邊さんは復元プロジェクトを始めたのか。
きっかけは、ささいな出来事だった。
原爆ドームの前を通りかかったときのこと。
田邊さんは修学旅行の女子高校生にカメラのシャッターを押してほしいと頼まれた。
半ば観光地と化した悲劇の現場。
その本当の姿をよみがえらせることが生き残った者の使命だと田邊さんは感じた。
その思いが込められた作品は、国内外から注目を集める。
2007年には国連本部で作品を上映した。
だが、田邊さんはそこでこんな言葉をかけられた。
海外の記者のこの言葉に、田邊さんは愕然とした。
今年4月、オバマ大統領はアメリカの大統領として初めて核兵器廃絶を訴えた。
この演説で核をめぐる国際情勢は大きく変化していく。
核兵器のない世界が本当に訪れるのか。
広島は複雑な思いで64回目の夏を迎えた。
8月6日、秋葉市長は、オバマ大統領を支持する思いをこう名づけた。
広島市に流れるオバマジョリティー音頭。
オバマと多数派を意味するマジョリティーを組み合わせた造語。
オバマジョリティーTシャツまで売り出された。
だが、こうした市のキャンペーンを批判する声も出ている。
さらには、核兵器廃絶そのものに異論を唱えるこの人物も広島を訪れる。
田母神俊雄氏は、被ばく国の日本こそが核武装し、国際社会で発言力を確保すべきだと持論を展開した。
にわかに騒がしさを増した広島。
そんな中、田邊さんは原爆ドームと道一本隔てた寺で8月6日を迎えていた。
遺骨がいまだ見つからない母と弟原爆症に苦しみながら、終戦の日に息を引き取った父。
広島で繰り広げられている核兵器廃絶の議論に背を向けるようにして、田邊さんは1人静かに祈りを捧げていた。
10月、アメリカのルース駐日大使が家族とともに広島を訪問。
資料館を見た後の会見では涙で声を詰まらせた。
オバマ大統領の側近と言われるルース大使が着任から2カ月という早さで広島を訪れたことで、大統領の広島訪問も、実現するのではとの観測が一部で広がった。
この5日後。
オバマ大統領のノーベル平和賞受賞のニュースが世界を駆けめぐった。
原爆ドームから川を隔てたところに位置する平和祈念公園。
アスファルトの奥深くには未回収のままの被ばく者たちの骨が埋まる。
その上を今日も観光客たちが行き交う。
今年13年目を迎えた爆心地の復元プロジェクト。
最後の復元箇所にと田邊さんが選んだのは、ここ旧中島地区。
どんな人が住み、どんな生活を送っていたのか。
田邊さんはその姿を追い続けている。
当時の町並みを懐かしそうに振り返る。
しかし、避けては通れない話題がある。
この男性は、原爆投下の瞬間、兵士として南太平洋の島にいた。
終戦の3日後、アメリカの週刊誌に載っていたこの写真で我が家が消え去ったことを知った。
オバマ大統領への思いも複雑。
中島地区の裕福な家庭に生まれながらも、原爆で両親を失った男性。
当時の家は、今の慰霊碑の前にあった。
自分の故郷が原爆投下前から公園であったと誤解されることが悔しいと話す。
被ばく体験を共有しているからこそ聞き出せる胸の内。
それを1人で受け止めてきた田邊さんを支えようという動きが今、広がっている。
支援者はハリウッドから現れた。
2004年に公開されたハリウッド映画、「デイ・アフター・トゥモロー」温暖化により氷河期が訪れるという物語。
最新のCG技術が使われている。
この映画で特殊効果の監督を務めた南カリフォルニア大学教授、エリック・ハンソン氏。
かねてから田邊さんのプロジェクトに関心を寄せていた。
ハンソン氏と学生たちが田邊さんのプロジェクトに加わることになった。
日本の学生も参加し、原爆ドームや中島地区のCG制作を手がける。
来年5月に開かれる国連のNPT会議で上映するのが目標。
原爆によって焼き尽くされる前の生き生きとした広島の姿を世界の人々に知ってもらいたい。
いつの日かオバマ大統領にもその思いが届くことを信じて。
田邊さんの作業は、大詰めを迎えている。
私も広島出身で祖母に原爆について聞いたことがあるんですけど、思い出したくないと言われたんですね。
平和の象徴として見ているものがある一方で名乗りもできない苦しんでいる人がたくさんいるんですよね。
そうでしょうね、町をよみがえらせるためには多くの方たちがつらい記憶をたどらなければいけなかったんですけど、そうしたことが語れたのも、やはり同じ町に住み、同じ被爆体験を持つ身だからこそ田邊さんに皆さんも語れたんだと思うんですよね。
原爆ドームとか平和記念公園、多くの方たちが訪れていますが、そのうちのどれだけの方たちが、かつてはまさに普通に穏やかな人々の暮らしがあったということとか、あるいは今もそこにたくさんの人たちが眠っていることに思いを馳せていることなんでしょうね。
どうなのかなと思います。
今、まさに世界はそういった核廃絶の議論になっていますが皆さんのあの絞り出すような声と言葉を聞いていますと、そういった議論も、どこか上滑りなものになっていないか、思わずそういうふうに問いかけてしまいます。
番組冒頭でもお伝えしましたが、韓国・釜山の実弾射撃場で火事があり、日本人観光客を含む10人が死亡した。
ソウルから最新情報。
釜山市内の室内射撃場の火事でこれまでに10人が死亡したが、この中には少なくとも2人の日本人男性が含まれているということです。
JNNが警察に取材したところ、死亡した10人のうち2人は日本人男性とのこと。
また、6人のケガ人が出ているが4人の日本人が含まれているとのこと。
このうち3人の方の名前がわかりましたのでお伝えします。
ケガをされたのはハラダ・ユウヘイさん、カサハラ・マサルさん、シマダ・アキラさん、ケガをされたのはハラダ・ユウヘイさん、カサハラ・マサルさん、シマダ・アキラさん。
警察によると、3人とも1972年生まれ、30歳代だとのこと。
また、聯合ニュースが地元・旅行社の情報として出火当時、現場にいたと見られる9人の方の名前を伝えた。
ご覧いただいているのが、9人の方の名前です。
この9人が実際に火事の現場にいたかどうかは確認されていない。
この9人が火事の現場にいたかどうかは確認されていない。
この9人は今日午前11時過ぎに船で釜山に着いて、1泊2日の予定で観光することになっていたとのこと。
広島県の山の中で遺体で見つかった島根県立大学1年生、平岡都さんの通夜が実家に近い香川県綾川町の葬儀場で始まった。
中継。
香川県綾川町の葬儀場です。
平岡さんの通夜は午後6時に始まりました。
通夜には、平岡さんの親戚のほか高校時代の同級生などが訪れ、19歳で命を絶たれた平岡さんの冥福を祈っている。
言葉にできないです。
つらい、そんなもん当然つらい気持ち、一言ですわ。
遺体が見つかった広島県の現場では今日も午前10時から390人態勢で捜索が行われたが、新たな遺体の一部などの発見はなかった。
平岡さんの両親は、私たちは突然最愛の娘を失ったショックで気持ちの整理がつかない状態です、都を静かに見送りたいと思いますとコメントしている。
ドミノ倒しの世界記録を見ながらお別れです。
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