ウイルス作成の大学院生に有罪判決

違法性の高いP2Pソフトを通して感染するウイルスだったからまだ良かったと思います。これがWeb経由で感染するものだったら・・・と考えるとぞっとします。

ウイルス作成者に有罪…京都地裁判決
 コンピューターウイルスを作成してアニメ画像などに添付、インターネット上に流出させたとして名誉棄損、著作権法違反罪に問われた大阪電気通信大大学院生・中辻正人被告(24)(無期停学処分)の判決が16日、京都地裁であった。
 柴田厚司裁判官は「作成したウイルスが有名になることを企図した犯行。酌量の余地はないが、今後、ウイルスを放出しないと誓っている」として懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
 ウイルス作成者が刑事訴追された初の事件だったが、判決は作成行為を処罰できない法体系の不備には言及しなかった。
 判決によると、中辻被告は昨年11月上旬、知人男性(23)の実名入り写真にウイルスを添付してファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに放出、不特定多数のパソコンに表示させて男性の名誉を傷つけたほか、同28日には同様にアニメの静止画像を流し、アニメの著作権を侵害した。判決後、中辻被告の弁護人は控訴しない意向を示した。
(2008年5月17日 読売新聞)

2008/05/16-17:38 ウイルス作成者に有罪=「身勝手、酌量余地ない」-院生の著作権法違反・京都地裁
 コンピューターウイルス作成者が初めて逮捕された事件で、アニメ画像を無断で使用したなどとして、著作権法違反と名誉棄損の罪に問われた大阪電気通信大大学院生中辻正人被告(24)=無期停学=の判決公判が16日、京都地裁であった。柴田厚司裁判官は「身勝手な動機に酌量の余地などない」と述べ、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。
 柴田裁判官は判決理由で、同級生の男性がファイル共有ソフトを使って動画データを入手していたことを同被告がねたみ、からかう一方、作成したウイルスが有名になることをたくらんだと指摘。「(男性への)迷惑は多大で、アニメの著作権者らの憤りも強く、刑事責任は重い」とした。その上で、「反省し、社会的制裁も受けている」と述べ、執行猶予とした。

コンピューターウイルス作成の院生に猶予判 京都地裁
2008.5.17 01:09
このニュースのトピックス:刑事裁判
 コンピューターウイルスの作成者として国内で初めて逮捕、起訴され、著作権法違反と名誉棄損の罪に問われた大阪電気通信大大学院生、中辻正人被告(24)=大阪府泉佐野市、無期停学=の判決公判が16日、京都地裁であった。
 柴田厚司裁判官は「ファイル共有ソフトの匿名性を利用した卑劣で巧妙な犯行」として、懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
 判決によると、中辻被告は昨年11月、人気テレビアニメ「クラナド」の静止画像や、同じ大学院の知人男性(23)の顔写真を、自らが作成したウイルスに無断で添付。
 ファイル共有ソフト「ウィニー」のネットワーク上に配信し、アニメの著作権や著作権者の人格権を侵害し、知人の名誉を傷つけた。
 判決で柴田裁判官は「ファイル共有ソフトで動画データなどを入手していた被害者へのねたみから、実名や住所が入った画像をウイルスに添付した」と述べたうえで、「ウイルス作成者であるかのような扱いを受けた被害者の名誉棄損状態の解消は、インターネットの特性上、不可能」と指摘。「非常に悪質で刑事責任は重い」と結論づけた。
 一方で、執行猶予の理由について「反省し、父親が今後の監督を約束している」と述べた。
 中辻被告は黒っぽいジャケットにズボン姿で入廷。
 判決の言い渡しが終わると、気が抜けたかのように廷内のいすに座り込んだ。
 判決をうけ、被害者の父親(59)は「ウイルスは実際に人に被害を与えるのに、なぜウイルス作成を罰せられないのか。一刻も早く取り締まる法律を作ってほしい」と話した。
 事件後、中辻被告から謝罪はないという。
 今回の判決について、インターネットセキュリティー会社「セキュアブレイン」(東京)の星沢裕二執行役員は「判決は一時的な抑止力にはなるかもしれないが、根本的な解決にはならないだろう。現在のネット利用者は、実際にウイルスなどの被害にあって初めてネットの危険性に気がつく。ネットが生活に欠かせない存在となりつつある現代では、小さいころからネットの危険性やモラルを教育する必要がある」と指摘している。

★作成者に有罪判決
 コンピューターウイルス作成者として国内で初めて逮捕され、著作権法違反と名誉棄損の罪に問われた大阪電気通信大大学院工学研究科生、中辻正人被告(24)=無期停学=に京都地裁は16日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

コンピューターウイルス:作成の大学院生に有罪 「動機は身勝手」--京都地裁判決
 人気アニメや同級生の写真を組み込んだコンピューターウイルスを作成し、インターネット上に流出させたとして、名誉棄損と著作権法違反の罪に問われた大阪府泉佐野市中庄、大阪電気通信大大学院生、中辻正人被告(24)=無期停学中=に対し、京都地裁は16日、懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。柴田厚司裁判官は「ウイルスを有名にしたいという身勝手な動機に酌量の余地はなく、態様は卑劣かつ巧妙だ」と指弾した。弁護側は控訴しない方針。
 判決によると、中辻被告は昨年11月、同級生をからかおうと、隠し撮りした写真や名前、住所と共に「感染破壊活動を開始する」などの言葉がパソコン画面に表示されるウイルスを作成。ファイル交換ソフト「ウィニー」で不特定多数に配布し、名誉を傷付けた。更に同級生が警察に相談しようとしたため、人気アニメの場面が現れるウイルスに改良。同様に配布しアニメの著作権を侵害した。
 ウイルス作成自体を裁く法律がない中で、柴田裁判官は「アニメ画像を利用して感染者の注意をひき、ウイルスを思惑通り機能させようとした」と述べるなど手段の悪質さを考慮。「犯情は甚だ悪質」と指摘した。
 弁護側は「ウイルス作成を理由に重く罰するのは罪刑法定主義に反する」と罰金刑を求めていたが、「刑事責任は重く、懲役刑が相当」と述べた。
   ◇
 名誉棄損事件で被害を受けた同級生の父親(59)は判決後「インターネットの世界は無責任。ウイルス作成を罰する法律を一刻も早く作ってほしい」と報道陣に語った。
 大阪電気通信大は中辻被告を退学処分にしない方針で、チームを編成し、更生プログラムを実施するという。【熊谷豪】
毎日新聞 2008年5月17日 東京朝刊

ウイルス作成者に有罪 京都地裁「卑劣で巧妙」
 コンピューターウイルスの作成者として国内で初めて逮捕され、著作権法違反と名誉棄損の罪に問われた大阪電気通信大大学院工学研究科生、中辻正人被告(24)=無期停学=に、京都地裁は16日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
 柴田厚司裁判官は判決理由で「ファイル交換ソフトで動画データなどを入手していた同級生をねたみ、からかおうと、顔写真をウイルスに添付して送信した」と経緯を述べ、「ウイルスを有名にし、機能を強化すること自体にも魅力を感じるようになった」と指摘。
 「人気のある動画ファイルに偽装して不特定多数の者に受信させるなど犯行は卑劣で巧妙」と述べた。
 判決によると、中辻被告は昨年11月、パソコンのデータを破壊するウイルスに、テレビアニメ「CLANNAD-クラナド-」の静止画像を著作権者に無断で添付、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に配信。
 隠し撮りした同級生の男性(23)の顔写真をウイルスに付けて配信、同級生の名誉を傷つけた。
2008/05/16 16:49 【共同通信】

ウイルスを作成、「Winny」で配布した大学院生に有罪判決 – 京都地裁
大阪電気通信大学の大学院生がウイルスを作成、ファイル共有ソフト「Winny」を通じて配布し、アニメ画像を無断で利用したことによる著作権法違反や友人の個人情報を流出したことによる名誉毀損の罪に問われた裁判で、京都地裁の柴田厚司裁判官は懲役2年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
大学院生の男性は、話題性があるとしてテレビアニメ「CLANNAD」の画像を利用してウイルスを作成。ファイル共有ソフト「Winny」ネットワーク上に公開していた。3月に逮捕、起訴された際、大阪電気通信大学は、大学院生に対して無期停学の懲戒処分を行っている。
(Security NEXT – 2008/05/16更新)

ウイルス作成の院生に猶予刑
今後、流さないと誓う 京都地裁
 
 自作のコンピューターウイルスをアニメ画像や同級生の顔写真に潜ませ、インターネット上に流したとして、著作権法違反と名誉棄損の罪に問われた大阪電気通信大大学院生中辻正人被告(24)=無期停学処分=の判決が16日、京都地裁であった。柴田厚司裁判官は「自作ウイルスを有名にするためという犯行動機は身勝手だが、今後はウイルスを流さないと誓っている」として懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。
 柴田裁判官は犯行の動機や経緯について「2006年1月ごろから、からかい目的で、自作ウイルスに同級生の顔写真などを添付して流し始めた。その後、ウイルスを作成し、機能を強化すること自体にも魅力を感じるようになった」と述べ、感染者が対応できないように「改良」していたことを指摘した。
 被害状況については「同級生はウイルス作成者であるかのような扱いを受け、社会的な信用を傷つけられた。アニメ著作権者も番組の名前を冠したウイルス名が付けられ、アニメの社会的評価が害された」とした。
 判決によると、中辻被告は昨年11月、自作ウイルスを潜ませた人気アニメの一場面の画像を著作権者に無断でファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」上に流し、同級生の顔写真を添付したウイルスもウィニー上に流した。

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