悪石島より諏訪之瀬島の方が、皆既継続時間が長かった?

2009年7月22日に観測された皆既日食について、テレビなどでは悪石島で日本最長皆既継続時間となる報道がなされましたが、月縁補正を行うと、そうでないかもしれません。

日食予報の精度 -つるちゃんのプラネタリウム
月縁補正
 日食時刻を計算する際には月を平均月縁で計算します。しかし、皆既日食の場合は平均月縁よりも少し小さい目に計算しておかないと、月の谷間から光が漏れて、皆既日食にならないのに皆既日食だと計算されてしまうことがあります。
 また、より詳しい皆既日食の開始時刻と終了時刻を求めようとすると、月の凹凸も考慮しておく必要があります。つまり、月を少し小さめに計算しても、深い谷間があるとそこから光が漏れて、皆既日食にならないことがあるからです。これを行うのが月縁補正です。
 先の情報源でいえば情報源Cは月縁補正を行った結果になります。悪石島では月の深い谷間から光が漏れるので皆既終了時刻が早まります。その結果、谷間から光が漏れない諏訪之瀬島の方が、皆既継続時間が長くなるという計算結果になるそうです。
 このように、月縁補正をするかしないかによって皆既日食の時刻が違ってきます。月縁補正を行っていない計算結果が掲載されていることも多々ありますから、皆既日食を観測される際には注意が必要です。
 ※つるちゃんの日食ソフトでは、皆既日食の時刻を求める際には平均月縁よりも少し小さめに計算していますが、月縁補正は行っていません。

次回の日食の参考にしてください。

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