ウェークアップ!ぷらす 2010.10.30

今週のニュースがすべてわかるウェーク・ザ・ウィーク。一足早い冬の到来。
札幌市では10月としては6年ぶりとなる初雪を観測。東京でも気温が10度を下回るなど、72年ぶりの寒さに。かと思えば。
もう本当にダブルパンチという感じで、本当にもう村の人も困っています。
台風14号が日本列島に急接近。先週の豪雨のつめあとが今も残る奄美大島の住民も不安な日々を過ごした。
今夜にも関東地方へ上陸するおそれがある台風14号。気になる今後の進路は。
上空から後部座席に赤い血痕のようなものがあるのが見えます。
神戸市の小学校前の路上で、車の中で血を流して倒れている19歳の男性2人が発見された。
2人は、頭などを鈍器のようなもので殴られたと見られ、病院に搬送されたが、1人は死亡、もう1人も意識不明の重体だ。
被害にあった男性は、事件の2時間ほど前、コンビニエンスストアのトイレから助けを求める通報をしていたという。
また男性の車を若い男の集団が取り囲む様子も目撃されており、警察は殺人事件として、捜査している。
特別会計にメスを入れる事業仕分け第3弾がスタート。中でも注目を集めたのは。
今、スーパー堤防をやろうとしているところは。さらにスーパー堤防化しようと。
従来の堤防を盛り土で補強し、近隣住宅への洪水被害を防ぐとされるスーパー堤防。予算総額は12兆円。
200年に1回の災害に備えるという一大事業だが、完成するのは、えー?400年後?仕分け人の判定は。
スーパー堤防については、スーパーむだづかいということで、事業としてはいったん廃止をすることということで。
きょうまで行われる事業仕分けだが、期待された巨額の埋蔵金発掘には至っていない。
セクハラされました。お尻触られました。
埼玉県入間市で、59歳の男性教師がみずから名付けたセクハラサイコロを罰と称して児童に振らせ、とんでもない行為をしていたことが明らかになった。
そのサイコロの目には、顔とお尻を触る顔ケツタッチや、一生恋人ですと約束させる恋人指切りといったものまで。
男性教師は保護者に対し、あきれた説明。
子どもが喜ぶからサービス精神でやっているんですね。まずかったなと思うのは、これを見て、嫌だなと思う子もいるんだなと。
旧広島市民球場で行われたサヨナライベント。マウンド上の市長に、男が突然。
監視カメラは見た!
アメリカ・フロリダ州、スーパーの防犯カメラに映るこの女。お酒のボトルを手に取ったそのとき。
え?ボトルをおまたに?仲間の女も次々とボトルを盗み、被害総額はなんと30万円以上。
大胆不敵なこの3人組。警察は今も行方を追っている。
去年8月、東京・港区で耳かき店店員の女性とその祖母を殺害した男の裁判員裁判。
検察側は、身勝手で自己中心的な犯行などと指摘。裁判員裁判では初めてとなる死刑を求刑した。
正しく判断ができるんじゃないかと思って、やっぱり望みますね、死刑の判決を。
裁判員が初めて判断する死刑求刑。注目の判決はあさって言い渡される。
ありがとう、市民球場。
プロ野球・広島カープの本拠地として長年、多くの人に親しまれた旧広島市民球場。
サヨナライベントで秋葉市長が始球式ならぬ終球式を行った。そのとき。なんと男が市長に向かって硬式の野球ボールを全力投球。市長は全治2週間のけがをした。
傷害の現行犯で逮捕されたこの男、球場を解体することに腹が立ったと話しているという。
文化勲章受章者と、文化功労者が今週発表された。
文化勲章にはこの番組でもおなじみの建築家、安藤忠雄さんら7人が受章。そして17人が選ばれた文化功労者の中で最も注目を集めたのは。
どうしたの?これ?
よく考えてください。
文化勲章?
いや、文化功労者。
2人の半生を描いたゲゲゲの女房は、ドラマに続き映画化が決定。さらに故郷、鳥取の水木しげるロードには、多くの観光客が詰めかけ、いまや空前のゲゲゲブームに。
人がたくさん来て驚いてるけど、うーん。
おはようございます。10月30日土曜日ウェークアップ!ぷらす、辛坊治郎です。
虎谷温子です。
けさのコメンテーターの皆さん、ご紹介いたします。まず拓殖大学海外事業研究所所長の森本敏さん。
おはようございます。
東京大学医科学研究所客員研究員、東海由紀子さん。
おはようございます。よろしくお願いします。
ニューヨーク在住、ファンドマネージャー、堀古英司さん。
おはようございます。
どうぞ皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。そして、きょうは本当にタイムリーな方にスタジオにお越しいただきました。外務省の事務方のトップをついこの間まで務めていらっしゃいました事務次官でいらっしゃった薮中三十二さん、どうぞよろしくお願いいたします。
どうもおはようございます。
地上波のテレビ初出演ということですよね?
まったく初めてです。
まったく、このタイミングで突然、日中首脳会談がキャンセルになるという、あのへん、長年、外交のプロだと見えてくるところがおありだと思いますので、後ほど解説をじっくりといただきたいと思います。そしてよみうりテレビ岩田公雄特別解説委員です。
さあ、まずは台風情報です。
台風が接近している和歌山県の南、串本町から中継です。五十嵐さん。
ふだんは穏やかな海なんですけれども、けさはその表情を変えています。高い波が打ちつけている和歌山県の串本町です。私たち、けさ午前6時にここに来たんですけれども、そのときよりも雨は幾分か、小降りにはなってきているんですけれども、風は非常に強い状況が続いているんですね。私の後ろに木があるんですけれども、ご覧いただければわかるかと思うんですが、葉に加えて時折、強い風が吹いて、幹が左右に大きく揺れるんですね。私も今、これ、立ってリポートをしているんですけれども、下半身に少し力を入れていないと、時折の強い風にバランスを崩してしまうといったような状況になっているんですね。けさの和歌山の串本町なんですけれども、潮岬で午前5時43分に29.3メートルの最大瞬間風速を観測しています。今現在でもこちら、和歌山南部で暴風波浪警報が出ていますので、今後も十分、警戒が必要です。以上、串本町からでした。
続いて三重県の尾鷲市には中京テレビの高橋アナウンサーです。高橋さん。
三重県の南部、紀伊半島の東側に位置しています尾鷲市に来ています。きのうの夜から、断続的に雨が降っているんですが、午後7時を過ぎたあたりから徐々にこの地方、風が強くなってきました。台風の接近を感じます。こちら、尾鷲港、港なんですけれども、漁船が何隻かきのうの午前中から、この台風を警戒して、避難をしています。岸壁などに係留をされているんですが、この港の中なんですけれども、時折、強い波が打ちつけることがありまして、白い波が立っていることがあります。海に面しています尾鷲市の須賀利地区の住民なんですが、2世帯3人が、きのうの夕方から公民館に自主的に避難して、一夜を明かしたということです。現在、尾鷲市をはじめとしました紀勢、東紀州、伊勢志摩には暴風と波浪の警報が出されています。今後の台風の動き、十分な警戒が必要です。尾鷲市から中継でした。
ご苦労さまでした。さあ、台風の現在の位置と、今後の進路なんですが。
台風14号は現在、紀伊半島の南の海上にあって、北東へ進んでいます。昼ごろにかけて近畿地方にもっとも近づき、夜には関東地方に上陸するおそれがあります。また予想される雨の量ですが、東海関東地方で250ミリ、甲信、伊豆諸島で200ミリ、近畿南部は100ミリの予想です。大雨、暴風、高波のほか、浸水や土砂災害に十分に警戒してください。
この季節の台風は秋雨前線を刺激して、大雨を降らすことがありますから、雨風共に注意が必要です。さあ、ここで一つ。
速報が入ってまいりました。番組冒頭のVTRでもお伝えしました、神戸市できのう、19歳の少年1人が殺害され、もう1人が重体となっている事件についてです。警察はさきほど22歳の男を殺人などの疑いで逮捕しました。殺人などの疑いで逮捕されたのは、神戸市須磨区の無職、松田ともき容疑者22歳です。警察によりますと、松田容疑者は、きのう須磨区内の路上で、釜谷けいすけさんを殺害し、榊原諒さんを意識不明の重体にさせた疑いです。松田容疑者は、妹が釜谷さんらに連れ回されていることに腹が立ったと話しているということです。警察はほかにも、釜谷さんらに暴行を加えた複数の男がいると見て、事情を聴く方針です。
さあ、続いてきのうからけさにかけての大きなニュース、日中首脳会談が突然、中国側にキャンセルをされました。背景の事情などには薮中さん、後ほどじっくり伺うんですが、ひと言、こういうことはよくあることなんですか?
あまりよくあるということではないですね。ですから、どうしたのかなって感じは正直なところ、しますけれども。
そのへんを、きょうは掘り下げてまいります。
尖閣諸島沖の漁船衝突の様子を収めたビデオが国会議員のおよそ30人に限り、公開されることが決まったきのう、菅総理と温家宝首相との会談を、中国側が突然、拒否しました。関係改善の機会を遠ざけた、中国の真のねらいとは。
このハノイで日中の首脳会談が行われることになろうかと思います。
ASEAN関連の首脳会合が行われているベトナム・ハノイで調整が続けられていた日中首脳会談は昨晩、急きょ中止となりました。菅総理と共にハノイ入りしている福山官房副長官は、中国側のキャンセルの理由についてこう述べています。
ガス田の報道の理由で、キャンセルということでございますが、ガス田の問題について交渉の再開を合意したという事実はですね、そういったことをこちらが報道に流した事実は一切ございません。そういった根拠のない報道によって、首脳会談を中国側がキャンセルをしたということであれば、これは非常に遺憾なことだというふうに思っております。
中国の外務省の胡正躍次官補は日本側が首脳会談を行う雰囲気を壊した。そしてその責任は、対中強硬派として知られる前原外務大臣を厳しく批判しました。さらに中国側は、今週行われた日米外相会談も引き合いに出して、ほかの国とともに尖閣問題を再び荒立てたと批判しています。関係改善の糸口を探っていた菅総理ですが、かえって溝が深まった形の日中関係。今週も尖閣問題が尾を引いていました。
中国が英雄扱いの漁船の船長。尖閣諸島沖での衝突事件できのう、新たな事実が明らかになった。中国当局者によると、漁船が海上保安庁の巡視船に衝突する前、船長は大量に酒を飲み、泥酔状態だったと、乗組員たちが中国政府に証言していたことがわかった。明らかになってきた真相。その全ぼうが残されているビデオ映像が今週、ついに国会に提出された。日本外交の切り札になるか。しかし今ごろになって、ようやくビデオ映像を見たという菅総理は。
これまで官房長官や国交大臣から受けていた報告どおりで。
そのような報告とは具体的には?
いやいや、ですから、お2人からこれまで受けていた報告どおりでした。
総理自身のご感想は?
ですから、報告どおりでした。
と、まるで他人事のような感想。さらに政府は、公開に当たって異例の注文をつけ。
見る方の範囲を含めて慎重に扱ってほしいということでございますので。
しかも全部でおよそ2時間ある映像が、わずか7分に編集されていることに野党は反発を強めた。
誰がいったい責任を持って編集しているのか。全面公開をして、一刻も早く国民、国際社会に事実を周知徹底させるべきだと。
この体当たり船長は、札付きだったといわれています。ビデオを見れば一目りょう然なわけですからね。なんでこんな悪質なやつを釈放してしまったのかと、そのあたりも含めて徹底した追及をしてまいります。
この公開の動きに中国政府は反発。日本に不快感を示す一方で、中国人船長の飲酒の事実について問われた質問には一切答えなかった。結局、衆議院予算委員会は、映像を一般公開せず、あさって委員会のメンバーらおよそ30人の国会議員に限って公開することを決めた。さらに日中間では、そもそもの議論の出発点が違うことも浮き彫りに。
トウ小平氏が一方的に言った言葉であって、日本側が合意をしたということではございません。
この問題は話がまとまりません。次の世代は、きっとわれわれよりは賢くなるでしょう。
1978年、来日した当時の最高実力者、トウ小平氏は、尖閣諸島の領有権問題の棚上げを提案。中国はこれに日本が合意したと主張するが、日本は一貫して棚上げを約束した事実はないと主張している。この食い違いが表に出た背景にあるのは、中国外交の変化だ。これは強くなるまでつめを隠しておとなしくするという 小平氏が掲げた外交方針だ。したたかに軍事力と経済力をつけてきた中国は、ここにきて、そのつめをあらわにし始めた。ほんろうされる一方の日本外交が、今、問われている。
突然の日中首脳会談の中国側からの拒否ということなんですが、薮中さん、何があったとお考えですか?
さっき言いましたようにあまりあることではないと。おそらくは、この問題、中国の国内でも非常に敏感な問題になっていると思いますね。東シナ海、あるいは日本との関係、そのへんが非常に大きな影響があったのかなと思います。
中国国内で日中の首脳があそこで握手をするということに関して、拒否感を持つ人たちがいるということですか?
それが一つともう一つは東シナ海、あるいはガス田を巡る問題というのが、中国の中で相当に敏感な問題だということが大きいのだと思います。
だからといって、もう決まってたほぼはずの、首脳会談を、直前になってキャンセルするという意図がもう一つわからないんですが、そんなことしてどんな得があるんだと思うんですけれども。
まさにそのとおりでしてね、大事な2国間ですから、首脳が話し合うというのが自然だし、またやるべきことだと私も思いますけども。
どんな得がありますかね?中国側に。
ですから、そういう意味でなかなか説明がつかない、これが敏感というだけでできるのか、よく、マスコミの人が、中国はしたたかといいますけど、はたしてそれがしたたかというのはあってるのかどうかと。私は疑問を呈してますけどね。
今回、拒否してきた理由が岩田さん、フランス通信がまちがった報道をして、それに対して、反発したという報道がされていますが?
そうですね。これは明らかに誤報であったといって、訂正を日本が要求してそれを受け入れているわけですけれども、ですから、これについて…。
これについて交渉を始めるという合意をしたと?
合意をしたと流れたことはこれは事実でなかったというふうに、これ、謝罪をして訂正をしてるわけですから、ですからそれだけじゃなくて、やっぱり国内向けに、何かね、どうしてもここでやっぱり、手をつないで握手するということは、今、反日デモが反政府に向かうんじゃないかといわれている中で、相当微妙なことがあるんじゃないかと思うんです。
本音の部分で森本さん、確かにフランス通信の誤報というのを理由にしてますけども、きっかけを探してて、どこかで、やめるという意思があったんじゃないかとも思うんですが、その、誤報があろうとなかろうと。
薮中さんの説明ですべてを尽くしておられるんですけれども、私なりに、説明すれば、もともと今回の漁船の船長逮捕というのは、中国から見ると、日本が計画した陰謀を進めて、逮捕を命じた前原さんを外務大臣に任命した菅政権に非常に大きな疑心を持っているということだと思うんです。そもそも今の日中首脳会談、なかなか実現しないのは、去る2008年の6月にしらかばのガス田の共同開発の合意をやった温家宝さんに対して国内で大変、あの合意そのものがまちがったんだと、まったく中間線を認めることになったし、それから尖閣は日本側にその共同開発の中間線より日本側に、こちら側にあると、ガス田の合意をするということはですね。だから、暗に、尖閣の領有権を認めたものだとして、国内強硬派から温家宝さん自身が、非常に強くこの非難の的になっているという事情があって、私は、前原さんがやった日米外相会談、それから東シナ海の問題、温家宝さんがなかなか国内の強硬勢力と妥協ができないようなところに置かれている。それが今、薮中さんがご説明になったことだと思うんですね。だからこれは半分は国内問題、中国の国内問題ですけども、半分はそもそも日米が図って、今回の問題を仕組んだんだという論理に立っていますので、私はなぜキャンセルしたかというと、たぶん、温家宝さんが日本に融和的な態度を取れない、国内事情があるのと同時に、来月おいでになる胡錦涛さんの訪日のときにむしろ日本で反中感情を和らげるためにむしろ非常に中国として強い対応に出ていて、やっと日中会談に応じてくれたということで、胡錦涛さんの訪日をむしろ、成功させるために、こういう対応を取っているんじゃないかと思います。
今回、首脳会談で握手をせずに、APECのときに握手をすることによって、その価値をより高めると。
そういう対日政策を進めようとしているんじゃないかと。
それにしてもって感じですよね。お2人、堀古さんと東海さん、どうお考えですか?
中国に関しては、これ外交ですからね、経済とか、軍事力っていうのが、非常にこれ、影響する問題だと思うんですけれども、そう考えると、だんだんだんだんやっぱり、中国が力つけてきて、難しくなっていくんだろうなとは、こういう問題、本当に早く決着してほしいなと思います。
そうですね。東海さん。
私は日中関係に関しては、完全に中国に主導権を握られてしまっていると思うんですよね。民主党政権に、中国とどういうスタンスで向き合うかということがはっきり決まってないということがもう日本国民には明らかですし、中国側にも明らかなので、向こうのペースで進められているということを非常に危ぐしますね。
薮中さんは、今回の尖閣の船長の釈放については、どうお考えでしょうか?
これは、大事なことは、尖閣について日本が実効支配をしていると。ですから日本の法律をきっちりと実施するということが大事だと思いますね。それにほぼ尽きてる。ですから今回のは、その中でぎりぎりのところかなという気がしますですね。
ぎりぎり?微妙な発言ですね、ぎりぎりって。
2004年の3月に、7人の中国人が上陸したと。
小泉政権のときですね。すぐにあれは釈放して中国へ返しました。
いや、そうじゃないんですね。
違いましたか?
それは私、担当だったですからね。7人を逮捕して、出入国管理法に基づいて強制退去処分と。そこで、法律は完了してるんですね。完結しているんです。
外には出したけれども、国内法を適用したというプロセスを踏んだと?
まさにそういうことです。
ただそれでいうと、外務省の方を前にして、こんなことをいうのも何なんだけれども、もともと78年に 小平さんが来たときに、次の世代はもっと賢くなるはずだと、ある種、棚上げ発言。ところがあの棚上げ発言は、前原さんは中国側が一方的に言っただけで日本は固有の領土で実行支配していると。ただね、外務省の人は常に実効支配しているとおっしゃるんだけど、現実には、日本の漁船はあの周りで危なくて操業ができないし、日本人の立ち入りもずっと日本政府自体が禁止しているという状況の中で、これは日中の領土問題だということを日本政府が長く言ってきているのと同じじゃないかと、ある意味どっかに密約のようなものがあって、中国側が主張しているのが正しいんではないかという、見る向きもありますけれども、これ、どうなんですか?
もう一度2004年3月に戻りますけれどもね、強制逮捕処分にしたと。それに対して7人の人が中国に帰りましたね。一切テレビの前にも出なかった。これはやっぱり、すべてを物語っていると思いますね。
今回はテレビに出て、ヒーローとして扱われて、そのときとまったく違うと思うんですが。
ですから今回はシナリオが相当に中国側も読めなかったということで、あったんだと思います。ケースが違いますからね。
今回も、中国が意図して、帰ったときにインタビューさせてますけれども、あれが終わりです。あそこまでしか中国政府にとって船長の利用価値はないんです。以来、一切外国のメディアと対話できない、インタビューできないという状態ですから。中国からすれば、船長が逮捕されて、日本の司法手続きが完了したっていうことは、こういう実績が積み上がっている。つまり日本が領有権を持っているという司法手続き、国内法が適用されたという実態が積み重なっていることは中国にとって非常に不快で、そういう意味では船長は英雄ではないと思います。あの瞬間までは英雄だったかもしれないけど、それは中国は意図してそういう扱いにしたのであれば、今英雄であるはずがないと思います。
ただ現実問題として、この尖閣なんですが、日本が実効支配しているといいながら、漁業の操業もできなければ、恐らくこの地下の資源の探索、あるいはその取得ということになると、必ず…問題になりますよね。
日本は漁業をもちろん操業できますよ。それで、海上保安庁の船があそこをパトロールしていると。僕はもう少し、パトロールの態勢を強化したほうがいいと思いますけどね。
岩田さん。
 小平さんの言葉というのは、私も思い出しますけど、次の世代が知恵を出すだろうと、賢く考えるだろうということなんですが、これを前原外務大臣はだからそれは合意したわけではないんだと。その棚上げ論に。どうもそこのところに引っかかっているんですけれども、それはどう思いますか?
棚上げ論うんぬんというのは、私ずっとやってたときには一切出てこなかったですね。ですからそういう意味では一定の領海ってもなんの領海もなく、ただ漁船が入ってくればそれを追い返していたと、そういうような慣行っていうのはあったと思いますけども。
さあ、今後どうなりますか?この問題は。どうすべきですか?
もう一つですね、これは国際的な視点というのがあるんですね。南シナ海の問題もあります。そこで相当、中国に対する注文が非常についたんですね。これはASEAN諸国、みんなが立ち上がったアメリカもということですから、そういう中で、やはり中国とどう向き合うのか、きちんとした方向性というのを出すべく、中国についてもそれをどうやって正しい方向へ向かわせるようにするのか、くふうのいるところですね。
森本さん。同じ質問です。
私はそういう外交的な努力と同時にやっぱり尖閣の実効支配というものを日本がきちっと強化するということが必要で、ああいう状態で無人の島にしているという状態は、やっぱり改善の余地があると。
日本人が入ることを海上保安庁が阻止しているという状況?
いや、阻止ではなくて、使用しておられる方から、使用権を取って、使用しているんですけれども、誰でもかれでも入れるっていうことになると、誰が入るかわかりませんので、一応、それは遠慮してもらっているということで、警備上ほかの人は入れないと。
かなりそれは、だけど建て前で、実際とは違いますよね。実際はいろんな人がじゃあ船で入ろうっていっても、必ず阻止されるという現実があるわけですから。
だけどもそうやると、例えば何人があがってくるかわからない状態で、警備が非常に難しいので、だから誰も入れないようにしているということだと思うんですけど、まあ、そうですね、すぐに防衛力という話にはならないんですけれども、やっぱりあれじゃないですか、実効支配をきちっと強化し、海上保安庁の能力をあげ、あのあたりに日米の抑止力がきちっと効いているということを中国にきちっと見せるという努力をわが法はしないといけないと思います。
むだに無意味にテンションを上げる必要は、緊張感を高める必要はまったくないと思いますが、ただ国内的には、なんで海保で自衛隊が行かないんだって話にも。
いやいや、自衛隊が行くと、あちらは海軍が出てきますから、それはやっぱり今はやるべきではないんだろうと思います。
さあ、続いてこちらも今の問題と実は切り離せない延長線上の問題でもありますけども、こちら自体は別に中国とはなんの関係もありませんが、アップルの新しいコンピューター。
マックブックエアー。薄いですよね。
もうコンピューターもここまできたかっていう感じですが、問題は値段なんですね。
そうなんです。アメリカでは999ドルからという値段なんですが、これが日本では8万8800円からなんですね。
為替レートからすればあたりまえじゃないかっていわれますが、ただ、ああ、昔の値段の付け方からすると、いや、安くなったのねって感じ。
そうなんですよね。これも円高の差益還元というか、一つの影響ではありますよね。円高は日本の輸出企業にとっては、打撃という側面の一方で、考えてみれば、自国の通貨が高く評価されているということでもあります。円高と向き合う姿勢で明暗が分かれる日本の企業。その現場の動きを追いました。
止まらない円高に、大手百貨店ではついにこんな還元セールを。
このような形で、日々、変動しているレートに合わせまして、10%から最大20%、さらに円高が進めばそれ以上25%、30%値引きするような形を予定してますが。
来週から始まる円高還元セール。靴やかばんなどの輸入雑貨を対象に前日の為替レートで割引率が変動。円高が進めば進むほどお買い得になる仕組み。さらに。
ここがいいですね。便利で。
円高効果に羽田発着の国際便が増えたことが重なり、大手旅行代理店海外ツアーは、前の年に比べ8%増加。年末年始はキャンセル待ちも多いという。このサイトを展開するあの社長も。
社内で英語を公用語にしている楽天。三木谷社長をはじめ海外のあるものを買う人は円高を歓迎している。そのあるものとは。これまで、国内外の企業およそ30社を買収してきたのが京都に本社がある日本電産。
毎回、金を取ったら社長に上がりますから、あっという間にね。
バンクーバーオリンピック、スピードスケートのメダリスト、長島選手と加藤選手。2人が所属する企業の親会社だ。自動車やパソコンなどに搭載するモーターのメーカーで、世界トップシェアの製品も多い。その日本電産がこの9月末に、アメリカの大手しにせ企業のモーター事業を買収したのだ。
一つは円高ということがね、今、ありますからね。こういうときっていうのは10年前の価格に比べて、比較的2、3割安く買えるかなっていうね。
輸出企業に逆風の円高だが、海外企業の買うのには有利。さらに買収のメリットは。
われわれ、アメリカのほうに日本からずいぶん今まで輸出を、ずいぶん試みておったんですけどね、必ずしも成功しているとは、やはりいえなかったですね。これはどうも、これは自力でやるには時間がもったいないなと。やっぱりアメリカの有力な会社をね、買ったほうが早いと。それはもうとんでもないですね彼らはノウハウを持ってますし、人材もいいのもっとるし、工場もいっぱい持っているし、いいカスタマーももっとるんですよね。
こうして海外拠点を増やすことで、為替に影響されない企業作りを目指すという。
日本ではすごい損をしてますけどね、ユーロでは、ヨーロッパでは利益を上げとるんだと。で、アメリカでは損しとるけど、中国の人民元ではもうかってますと。決算したらね、損してる通貨もあるし、得してる通貨もあると。だから、合算したらね、チャラやっていうかね、今から5年間かけてね、きちっと作り上げていこうと。
とはいえ、円高はものづくり大国日本全体には痛手だ。きのう80円台前半まで円高が進行したため、平均株価は急落。
当初予想を上回る円高などを織り込みまして、下方修正いたしました。
今週、大手企業が決算を発表。シャープなどが円高で業績見通しを下方修正した。東京・大田区は、中小企業が軒を連ねる町。74歳の今も1人で工場を営む岩井さん。周囲の工場は仕事を人件費の安いアジア諸国に奪われ、どんどんつぶれていった。岩井さんは原子炉や新幹線の特殊な精密部品に特化してきたため、生き残れたという。そんな工場の外に、さび付いた製品が。
去年の4月に中止になって。
去年4月に円高で採算が取れないため、親会社から生産中止を言い渡されたのだという。
向こうは売ってくれっていうけど、こちら側としてはやっても無理だと。国内でこしらえて、輸出するとメリットがないんですね。ことし8月、菅総理は、ここ東京・大田区の中小企業を視察したのだが。
菅さんも円高で大変でしょうねっていう話だったんだけど、まあそこに出席したこの蒲田の町工場の親父さんたちは今さらなんだっていう感じね。1年も、1年前から、こういう事態があるから、企業は察知して、そういうふうにね、先、先に手を売ってるから。
円高を受け、多くの企業で重大な決断を迫られている。それは。大阪市内のこの会社は、従業員20人。大手メーカーの製品作りに必要な部品を国内の中小企業に発注して卸している。リーマンショック以降、仕事が止まり、これまでの蓄えで食いつないでいたが、ある決断を。新たな収益源を求め、中国進出を決めたのだ。
中国はどんどん大きくなっていくから、ただ…私たちも一つの足跡を残したいなと。
これまで日本の製造業は欧米への輸出で発展してきた。いまや中国をはじめ、アジアが世界最大の市場。
日本からのものを中国に持っていっても、高くて売れないという現状がありますから、中国で業者さんを探したり、そこでものを作って、中国のメインユーザーさんに納品すると。
かねてから取り引きのあった中国の工場と、合弁会社を作ることに成功。言葉の壁や性格の違いに、日本と同じ仕事のやり方が通用するか心配もあるが、足場固めを急いでいる。
やはり需要の中心が、欧米からだんだんアジアのほうにシフトきてますんで、需要地に近い所で生産をして、コスト競争力を高めていくという企業行動というのは、これからもむしろ強まっていくと。
日産が主力車種のマーチの生産をタイで始めるなど、生産拠点そのものをアジアの新興国に移す動きが加速している。日本の企業が今、国内の雇用、市場を見捨てようとしているのか。
最新のデータをご覧いただきます。ご覧のように、ニューヨークダウはさきほど、ほんの少し上げて終わりましたね。円相場はご覧のように15年来の記録的な今、高値で取引をされております。さあこれからどうなるのか。きょう、ワシントンと中継がつながってますね。赤堀記者です。赤堀さん、おはようございます。いよいよ来週、重要な金融に関する決定とそれともう一つ中間選挙、行われますが、まずその選挙の行方について教えてください。
まず中間選挙ですけれども、現在、与党・民主党が非常に厳しい戦いを強いられています。現在は上院下院ともに与党・民主党が多数派を占めています。しかし、今回下院については野党・共和党が大幅に議席を伸ばして共和党が多数派となる可能性が出ているんです。また上院についても与野党が接戦となっており、共和党が多数派となる可能性はゼロではありません。与党がここまで苦戦するのは、やはり経済の低迷が続いているからなんです。オバマ政権もやつぎばやに経済対策を打ち出しましたが、失業率は10%近くと高いままで、雇用は依然、厳しい状況にあります。経済の建て直しに向けて、有効な対策を打ち出せないオバマ政権に対し、国民のいらだちは強く、与党に逆風が吹いているんです。
これは経済の影響のおかげでオバマ政権を支える与党・民主党が苦境に立っていると。これ、負けて下院で与野党がひっくり返ったら、その金融政策、経営、為替政策などはどうなりそうですかね?
そうですね、今、オバマ政権は事実上、ドル安を容認する姿勢です。ただ、この方向性は実は、野党も一致しているんです。ほぼ一致しています。このため、仮に下院で野党が多数派となっても、アメリカのドル安容認の姿勢は大きくは変わらないと見られています。またアメリカでは、来月追加の金融緩和が行われる可能性が高まっています。FRB・連邦準備制度理事会が数千億ドル規模のアメリカ国債の買い入れなどの追加の金融緩和を行う可能性が強まっているんです。この追加緩和の内容しだいでは、ドル安がさらに進む可能性もあります。
オバマ政権は輸出倍増計画を打ち出して、経済のてこ入れを図ろうとしています。このため、アメリカの輸出産業に有利となるこのドル安状態をオバマ政権はしばらくは容認し続けるという見方が、こちらでは大勢を占めています。以上、ワシントンでした。
ご苦労さまでした。さあご専門の堀古さんに伺います。為替がご覧のように、今、80円台の前半ということで、これからどうなるとお考えですか?
今ありましたように、中間選挙は、おそらく上下院ねじれる結果になると思いますので、財政政策という点からはなかなかうち出しにくい、通常、中間選挙のあとというのは、大統領選挙に向けて、2年後に、財政政策を打ち出して、大統領に有利に持っていくんですけども。
簡単に言うと要するにお金をいっぱい政府がばらまいて景気をよくしようという対策ですね。
それが今回、難しいです。そうすると、金融政策に負担がかかってきます。アメリカの中央銀行は、その使命として、物価の安定もあるんですけれども、雇用の最大化というのが入っているんですね。今、アメリカ、失業率10%近く、インフレ率1%割ってるんですよね。物価の安定と失業率を考えると、これは恐らく、失業率10%を6%以下にもっていくのと、インフレ率を2%近くに持っていかないといけないんですけれども、それをやるためにはわれわれの計算では、おそらく、日本円で300兆円規模のこういう量的緩和をやらないといけないんじゃないかと思うんですが、恐らく来週、40兆円、6か月で40兆円というのは出してくると思いますけれども、これは日本に比べると相当大きいように見えますが、実はそういうことを考えると、まだまだやってくる可能性がある。
300兆円やらなきゃいけないのに、来週出てくるのは40兆円ぐらいだろうと。
6か月ですね。
ということになると、思ったほどは急にドル安円高には触れてこないという意味ですかね?
いえ、ただ、日銀がこの間発表した1年で5兆円の試算購入というのは、今あげた金額からすると。
相当少ないと?
全然違いますから、
これはドルの供給と円の供給の関係で、これはもう、円高に向かわざるをえない。もう一つ申し上げると、日銀の介入ありますね。全部で3、40兆円できるといわれますけれども、それと比べても今申し上げた金額からすると、焼け石に水だということだと思います。
介入というのはつまり円高阻止のために、為替介入をする日本の予算の枠自体があと40兆円ぐらいしかないんで、そんなものをやったって、為替のレートの変更はできないよということですよね。とうかいさん、どうお考えですか?
円高についてですけれども、日本の製造業にとって円高非常に厳しいという言い方をされますけれども、私、外資系の製造業に勤務しておりましたときに、日本の中小企業のテクノロジーというものに非常に注目していて、これを買って、自社で買い上げて、世界中のどこかの拠点で作ろうという動きが非常にありまして、これは円高であれば非常に、なんていうんですか、もっと進むかなというふうに思ってるんですね。ただ、日本国内でものを作っていくとか、売っていくということに対しては、外資系企業は非常に懐疑的で、円高円安にかかわらず、もう投資する対象ではないという傾向ができておりましたので、厳しい状態ではあります。
その厳しい状態でいうと、軒並み、今週大手の企業が想定レートを引き下げました。想定レート引き下げたというのは、つまり80円でも利益が今出るっていうんじゃなくて、80円になっても安定的に利益が出るように企業の内容、体質を作り変えるということだから、例えばじゃあもう国内で作るのやめて、これでいけるように、海外で、岩田さん、シフトしようかなという話になるんですか?これ。
あとはもう子会社とか、孫請けに対して、やっぱり単価を下げろっていうふうに言ってきますから、相当下のほうはもう大変ですよね。四苦八苦になってますよ。
薮中さんは日米構造協議でまさしくその最前線で戦ってこられた方ですが、現状をどう見てます?
世界経済の運営だと思うんですけれども、今までは先進国中心、それがいまや新興国、中国をはじめとする、それが非常に大きな規模を持つことになったということで、G20がまさに開かれますけれども、中心、しかし大きな問題は、そこで前のように経済政策の調整ができない。先進国と新興国の主張が違うと、このへんが非常に難しい問題になってると思いますね。
薮中さんがもし交渉担当者なら今、アメリカとどんな交渉をします?
今、アメリカに対してはやはりアメリカがまずやるべきことは何かっていうこと。それを相当問いかける必要があると思います。
人の国のせいにするなと?
そういう。
自分の国だけ通貨安に誘導するなと、言えるかどうかですよね、政治としては。
それをきちんと論理だてていえるかどうかということだと思います。
さあそのあたりで焦点になってるのが、今週かなり耳なじみになりましたね。
新聞ですとかテレビですとか、大きく話題になりました。アルファベット3文字のTPP。円高に打ち勝ち、産業界の…になるかもしれないこのTPP、皆さんなんだかご存じですか?
第3の開国期に当たって、やっぱりちょっとわれわれ政治家含めてですよ、危機感が弱いんじゃないかと。このままでは、ドロップアウトしてしまうんではないかと。
仙谷官房長官は今週、幕末第2次大戦に続く第3の開国が必要だとして、TPPへの参加を唱えました。皆さん、このTPPってなんだか知っていますか?ってその歌のことじゃありません。
PTTですか、PTAか知りませんけども。
DDTは知ってますけど。
DDTは戦後、しらみ取りに使われた殺虫剤ですよ。TPPとは、アメリカやオーストラリアなど、太平洋を囲む9か国が交渉中の環太平洋戦略的経済連携協定のこと。10年以内に貿易の関税を互いに原則100%撤廃し、経済を活性化しようという協定。世界で貿易の自由化に向けた動きが加速する中、日本は出遅れているのです。
TPPのいわゆる扉というのは、閉まりかけていると。政治的な先送りっていうのは、許されない状況であると。
例えば日本のテレビをEUに輸出した場合、14%の関税がかかります。韓国も同様でしたが、今月、EUと韓国は自由貿易協定を結んだため、5年以内に関税がゼロに。ヨーロッパ市場では韓国のテレビが一段と安値で販売されることになります。危機感を募らせる日本の経済界からはTPPへの早期の参加を求める声が相次いでいます。一方、農業関係者は。
TPPへの参加と、国内の自給率向上を両立することはまったくもって不可能であります。
と、TPPへの参加に猛反発。これまで日本の農作物は高い関税で守られてきました。例えば、アメリカからコメを輸入した場合、現在かけられている関税は778%。TPPに参加すればその関税がゼロになるとされ、海外から安い農作物が入ってくることを関係者は危ぐしているのです。今週、内閣府や農水省は、TPPに参加した場合、日本経済にどれほどの影響があるのかといった試算を発表しました。しかし試算の前提がばらばらで、損か得かの結果が大きく分かれました。
日本の農業をいかにして活性化させ、再生させるかということと、貿易の自由化という方向での国を開いていくというこの両立を、なんとしても図らなきゃいけない。
TPP受け入れで、経済的なメリットが大きいとされる一方、農業の強化策も求められる菅総理。悩ましい日々が続きます。
辛坊さん、TPPの知識について。
TPPの基礎知識ということで、TP、環太平洋の英語ですね、…、パートナーシップの略であります。もともとは自由貿易に積極的なシンガポール、ニュージーランド、チリ、4か国で、自由に貿易やりましょうというところからスタートしたんですが、ことしになってからアメリカ、まあうちも参加しようかなと交渉を始めて、いや、オーストラリアは、うちも入ろうかなということになると、ここの一大、岩田さん、経済圏ができるかもしれないと。
以前からこれを目指しているというのは今や、最初に4か国がそうだったわけですけども、これにだから日本の立場っていうのが国内でこれだけ乗り遅れるんじゃないかということをずいぶんいわれていますけれども。
交渉にすら入れない状況になると、取り残されるんじゃないかということになったら。
かなり民主党の中でも意見が分かれますね?
そうですね、まず政権の中枢部は所信表明でTPP参加を含め、含め検討する必要がある。このままでは日本はもうグローバリゼーションの中で、仙谷さん、ドロップアウトする。TPPへの参加を検討すると経済産業省は、一番最初言ったんですが、民主党内で反発が出た瞬間に、大畠さん、まずありきではないと、腰がいきなり引けたという事情もあります。さんかするとどういういいことがあるのかというと内閣府や経産省は、GDPを、参加すると押し上げるし、参加しないと大変な不利益が10兆円規模の不利益があるぞといったら、農水省がそんなこといって外国の輸入品、農産物がどんどん入ってきたら日本の農業では11兆円も損失が出るぞって。
結局日本にとっては。
日本の農業のGDPって、そもそも10兆円もないですから、この数字どこから出してきたんだという。
支援策がないということを前提にしてる数字ですから、それはおかしいんじゃないかという議論はあるのと同時に、農水族とかまた反小沢、小沢グループという形になってきているのも民主党内混乱ですよね。
たぶんこの数字はこっちの数字より上回らないといけないということで無理やり作ったんじゃないかと思える節もないでもありません。今の話ですね、岩田さんの。党内でTPPの参加を政府の首脳、中枢がずっと進めるといったら、急に27日、TPPを慎重に考える会、勉強会。これの主力メンバーがいわゆる小沢さんの周りの人たちと。経済の専門家のお二方に伺いますが、堀古さん。
これですね、国全体で考えると、消費者が受けるメリットと生産者が受けるデメリットと考えると、消費者の受けるメリットの彭が断然大きいというのは、これはもう国際経済学の常識なんですね。ですので、それで生産者のデメリットのほうは補助金でやったほうがずっと安くつきますので、私はこれはもう経済問題、いろんなこと、今大変なことありますので、これもう議論の実はあまりなくて、もう参加は参加で決めるべきというのが第1。第2に消費者のメリットを今、ちょっと出てましたけど、もっと強調すべき、もっともっとあるはずです。第3に農家ですね、戸別補償制度も入ってますけども、それで十分なのかどうか、多いのか少ないのか、そっちの議論に移るべきだと思います。参加しないという選択肢はないと思います。
東海さん。
私も堀古さんと同じ意見でもう参加するしないの是々非々論ではなくて、世界的な流れとして、これはもう避けられないので、その中で日本としてどういう対策を取っていくかということを考えることが大事で、今の政治のようにこれを政局にして、どうこうやろうっていうのはもう完全に後ろ向きになってると思いますね。
いきなりしかし百数十人の国会議員が集まって、反対だっていう話に森本さん、なっていく。
私は結論はお2人と同じです。今、入るべきこの機会を逃してはだめだと思ってるんですけど、やっぱり農業部分を含めて、国内に一定のダメージを与えるということは、これ、乗り越えていかないといけないんですけれども、ただ、財政支援だけでこの問題を手当てできると私には思えないんで、やっぱり日本として食料の自給率を含め、農業政策についてやっぱりきちっとした方針を立てて、どうやったら日本の農業を活性化できるかということを考えつつ入っていかないと、やっぱりTPP参加が先にありきという考えではないという、私はそういう感じが私はするんですけども。
薮中さん。
僕は農業かTPPかという二者択一じゃないと思うんですね。今の農業もこのままだと立ち行かなくなる。それから例えば小麦ですけれども、小麦なんか、具体的に、非常にTPPに入るときに非常に問題になるんですが、9割は輸入と、10%が国産と、そのために900億円使ってるんですね、補助金等々で。本当にそれが、農民のためになっているのかどうか、そのへんのところをあまり、データも何も、よくわかんない格好になってますから。
現実にがいこくからの輸入品、農産物には、これだけの高関税をかけ、今のように小麦だけでも900億円の補助金を使い、それで日本の農業が強くなってるかというと、あのコメをちょっと輸入するだけで6兆円のお金を国内でばらまいた、でも結局、日本の農業強くならなかったじゃないかという視点は私、大切だと思うんですが。
まったくそのとおりだと思うんですね。ですから農業も強くできる、例えばコメは非常に人気がありますね、国内で。果物はアジアで相当人気がありますから、具体的に強くする農業っていうのは、考える、そうすると、両立はできると思うんです。
今の票田のひとりひとりの農家の生活を守るというその視点は当然大切だと思いますけど、それだけで日本が沈没していったらどうにもならないわけだから、そのあたり、総合的に判断するのが政治だと思うんだけれども、いきなり政局になってしまう。
そうですよね。これを絶えず繰り返しているっていうのはそれは海外から見たら日本は何を考えてるんだと、言われちゃうんじゃないかと思いますけどね。
これは私はやっぱり、経済問題ではないと思うんですよね。根っこはやっぱり日本がアジアの中でっていうか、世界の中でどうやって生きていくかっていう、戦略的なっていうか、政治安全保障を含めた、非常に日本の将来を決める重要な政策決定だと思うんですよね。
そのあたり、最近、この番組、韓国を褒めることが多いんですが、別に韓国によいしょするわけでもないんですが、韓国と日本というのは、非常に近い状況で同じように農業を守らなきゃいけないって、それがもとで非常に高関税だったんですが、韓国はいち早く近年、もうとにかく、農業を国内で一つ対策を立てることと同時に、もう自由貿易協定をヨーロッパともアメリカとも結ぶということになると、同じ乗用車を輸出するときに、韓国からだと関税かからないけれども、日本から輸出すると、関税がかかる、当然値段が高くなる。もう軒並み全部そう。ということになると、何が起きてるかというと、日本の企業は、だったら日本から輸出すると関税がかかるから、中国に工場を持っていって、中国から、あるいはインドから輸出したら、税金がかからない。韓国に工場を建てて、韓国から輸出すれば、税金かからないじゃないかっていう話になると、どんどん、堀古さん、国内、空洞化してきますよね。
本当おっしゃるとおりなんですよね。これをやったら、結局、何が起こってしまうかっていうのを突き詰めると、法人税もまったく同じ問題ですよね。水道の蛇口のところを締めてしまったら、最終的に出てくる水が少なくなってしまうわけですから、そこから今、目先はちょっと苦しいかもしれないけれども、その先に何があるかっていう観点からやるべきです。韓国もやるべきことは、韓国はやるべきことをやっていると思います。
本質的に考えるべきは、私たちの生活はなんで支えられているのか、私たちはなんでごはんが毎日食べられているのかっていうところをやっぱりしっかりと、政治の力で考えてもらいたいんですけどね。
本当に大きな…の成長戦略が必要ですね。
さあ続きまして、サイチェン!上海万博。
さあ、中国・上海、上海万博の会場に来ております。
上海万博があす、ついに閉幕。泣いた人、笑った人。中国が先進国の仲間入りを目指し、国の威信をかけて行った一大イベント。はたして悲願はかなったのか。
入場者数7000万人突破。大阪万博を超える史上最大の祭典となった上海万博。今週、会場内のパビリオンでは閉幕に向け、グッズの割引セールも始まった。
5割引でした。うれしいです。
持って帰りたくないし、ここで全部売り尽くしたいんだよ。
上海万博も残すところあと1日。開幕から半年、万博は脅威の経済成長を続ける中国に、何をもたらしたのか。
それは大成功です。万博のレコードを塗り替え、記録的な入場者数になった。中国人にとっては誇りです。
上海にとって影響は大きいです。上海は、去年までとは違って、きれいになりました。
本当に上海は変わったのか。ベビーカーの貸し出しコーナーで怒りをあらわにする男性。人気のパビリオンでは、車いすやベビーカーがあると、並ばずに優先入場できることから、大きな子どももベビーカーに乗せる人が続出。ついにはベビーカーの争奪戦に。われわれ日本人にとっては、思わぬ疑惑で幕を開けた上海万博。岡本真夜さんの曲にそっくりなPRソングに始まり、マスコットキャラクター、ハイバオまで次々に盗作疑惑が発覚。そんな中、上海万博でひときわ存在感を放ったメイド・イン・ジャパンが。
こちらが金色のトイレです。狭い個室がとてもきらびやかに感じられます。
それは。きらびやかな輝きを放ったのは、製作費数百万円?日本のメーカーが展示したトイレ。
世界一のトイレが作れる会社だと、そういうふうに見ていただければ、当社のブランドアップにつながると思っております。
この展示を機に、中国での商談が増えているとか。購買力が高まった中国に、万博はトイレ革命をもたらしたのかもしれない。しかし、日本のパビリオンが人気を集める中、あの事件をきっかけに万博の友好ムードは一転。各地の大学生らおよそ1000人で結成された日本青年上海万博訪問団の訪中が、中国側の突然のキャンセルで中止。さらに事態は、閉幕イベントに招待されていた橋下大阪府知事の招待中止にまで及んだ。
中国みたいな人間にはなりたくはないですね。それこそマイナス2万点ですわ。
結局、万博事務局の手違いということで、改めて招待された橋下府知事は、きのう中国へ。大学生らの訪問団も再度招待を受け、今週、万博を訪れた。日本にとっては何かとお騒がせだった上海万博。それでも経済効果は1兆5000億円以上。入場者数は7000万人。史上最大規模の祭典になったのはまちがいない。中国の専門家は。
上海万博の効果は、本当は経済面ではありません。まさにソフトパワーにあります。それは、国のイメージ向上と、国民の素養を高め、
閉幕目前の上海万博。反日ムードで会場に何か変化はあったのか。また万博は
あの上海万博があすいよいよ閉幕。まさか日中関係がこんな状況になってるとは、開幕のときは思わなかったですけど。
そうですね、5月の段階ではね。
その会場とけさは中継がつながっています。上海支局の藤田さん。さあ、最終版、どうなっていますか?現場は。
今は開門までまだ1時間ありますので、今でこそ万博会場内、ひっそりとしています。ただ入り口付近は、午前4時台からすでに行列が出来ていました。またちょうど2週間前の土曜日は、この万博会場内に万博史上最多となります103万人もの人が訪れました。あるパビリオンは12時間待ち、つまり朝並んで、夜になってようやく入れるというそれほどの混雑ぶりでした。
12時間待ちは大阪万博で、私、ソ連館3時間並んだことありますけどね、藤田さん、それにしても日本での報道を見てると、中国、反日ムード一色のようなんですが、現地でそこの会場で取材していてどうですか?そのあたりは?
そうですね、例えばパビリオンの日本館の場合は、ハイテク製品の展示が人気でして尖閣問題以降も、連日、3、4時間待ちという状態が続いています。事件による大きな影響は見られません。ただ、パビリオンの人気と、尖閣問題は別だと話す見学者が多いというのも実情です。また尖閣問題でもともと先月の予定だった日中交流事業が延期されまして、ちょうど今の時期に行われています。日本の若者たちが、こちら、万博会場を訪れた際には、中国当局が取材を妨害したり、若者たちも取材に応じないよう口止めされたりしていました。中国側も、かなり敏感になっています。
という中でも、中国側の認識ではこの万博はもう大成功という位置づけなんでしょうね?
そのとおりですね。あした閉幕式が行われるんですが、中国側は、その際に、世界中に向けて大成功だったとアピールするものと見られます。その大成功とは、ひとえに大きなトラブルがなかったためだといえます。その背景には軍や警察を大量動員して、人海戦術を取ったというこの点があげられます。例えば中国では、列に並ばずに割り込みするのもあたりまえですけれども、園内では武装警察が、列に並ぶよう目を光らせていました。懸念されていましたテロも安全チェックを徹底することで抑え込みました。いわば当局が力ずくで大きなトラブルを防いだんだといえます。また万博の一番大きな影響は、消費。お金を使う意識が広まった点だといえます。ある専門家も、万博の経済効果は北京オリンピックの3.5倍と大きく、万博園内の個人消費額も予想を3割上回るほど伸びたと驚いていました。お金を使って物を買う、サービスを受けるといった習慣が万博をきっかけに中国全体に広がったことで、中国が消費マーケットとしてさらに拡大する起爆剤になったといえます。
なるほど。ご苦労さまでした。日本がまさしくそうですけれどもね、オリンピックと万博を経験して、いわゆる一流国の仲間入り、中国もまさしくオリンピックと万博を経験して、でも東海さん、本当に、世界的にこれで一流国の仲間入りしたと認めてもらえるんですかね今の現状で。
いや、非常に複雑な構造を持った国ですので、その一流国と認めるかどうかというのは難しいと思いますけれども、マーケットとして、非常に一流の国であるということは、まちがいのない事実ですから、世界中がまず投資するなら中国、その次、インドという位置づけになっていますので、日本も中国との関係をよくして、マーケットとしての大きさを、十分に生かせるような国になってもらいたいと思います。
ただ、森本さん、なんでもかんでもその経済の話で、経済だからっていうのは切ないような気がするんですが。
経済だけではなくて、やっぱり国際
去年大反響を呼んだウェークアップ!ぷらす特別シンポジウムが再び開催決定。スタジオを飛び出し、今回討論するテーマは水。都市の中での水の大切さ、水がなくなったとき、私たちはどうすればよいのか。21世紀一番のキーワードとなる水を徹底討論。開催は11月27日土曜日。往復はがきでご応募ください。詳しくはホームページ、または事務局まで。
さあ続いて気になる台風の状況ですね。和歌山県の串本町、五十嵐さん。
さきほどの中継のときよりもだいぶ空が明るくなってきました。雨も今は完全に上がりまして、時折雲の切れ間から太陽や青空が顔をのぞかせる時間も出てきています。しかし、雨はあがったんですけれども、依然として風の強い状態というのは続いていまして、今も和歌山県南部に暴風波浪警報が出ています。しばらくはこちら、警戒が必要です。以上、串本でした。
続いて三重県尾鷲市の中京テレビ、高橋アナウンサーです。
三重県南部の尾鷲市です。さきほど1時間前の中継と比べますと、若干、雨は小雨になってきました。ただ海上を見てみますと、うねりを伴った波が沖合からこちらのほうに向かってくるという状況に変わってきています。現在、尾鷲市と熊野市であわせて5人が自主的に避難をしています。また道路では伊勢志摩スカイラインが全線で通行止めとなっています。そしてこの尾鷲市をはじめとしました紀勢、東紀州、伊勢志摩には暴風と波浪の警報が出されています。警戒が続きます三重県の尾鷲市から中継でお伝えしました。
台風14号の今後の進路です。台風は現在、紀伊半島の南の海上にあって、北東へ進んでいます。昼ごろにかけ、近畿地方に最も近づき、夜には関東地方に上陸するおそれがあります。予想される雨の量は、東海、関東地方で250ミリ、甲信、伊豆諸島で200ミリ、近畿南部は100ミリの予想です。大雨、暴風、高波のほか浸水や土砂災害に十分に警戒してください。では引き続きお天気お伝えします。台風の影響で全国的に大荒れの天気となる見込みです。全国のきょうの天気からご覧ください。台風14号の影響で近畿から東北地方は大荒れとなるでしょう。北海道や九州沖縄は晴れる見込みです。続いて週間予報です。まずは北日本から東日本です。関東や東海地方では、火曜日から晴れる日が続きそうです。続いて西日本です。こちらも月曜日以降はおおむね晴れる日が続く見込みです。お伝えしておりますように台風はこのあと昼ごろにかけて、近畿地方に最も近づき、夜には関東地方に上陸するおそれがあります。今後も最新の情報にご注意ください。天気予報でした。
けさお越しいただきました前外務省事務次官、薮中三十二さんが本を出されました。国家の命運。この本は?
私自身、いろんな外交交渉、その経験の中での外交交渉のポイントが一つですけれども、それ以上に今の日本、このままでいいのかということで相当の危機感を持って、これからのあるべき日本の姿を提示した、特に若者に今こそ世界に出ていってほしいと、そんな思いを込めています。
そういう危機感も読ませていただいたんですが、ああ、なるほど、外務省というのはこういう仕事をして、外交交渉というのはこういうものなんだっていうのが、さすがに手に取るようによくわかりますよね。
少しでもそういうところが伝わればという思いで書きました。
特に若い人に海外に出てもらいたいっていうメッセージがびんびん伝わってまいります。皆さん、きょうはありがとうございました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
来週はこちらです。
日産がついにハイブリットカー市場に本格参入。続々登場する

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