JR西日本 明石駅員が8600万円着服

JR明石駅員、8600万円着服 架空の定期券払い戻し

http://www.asahi.com/national/update/0319/OSK201203190114.html

JR西日本は19日、JR神戸線明石駅(兵庫県明石市)の男性駅員(50)が架空定期券を発行し、払い戻す手口で約8600万円を着服していたと発表した。男性駅員は20代の若手駅員7人に協力させ、見返りに現金を渡したり、旅行や飲食代を肩代わりしたりしていたという。同社は16日、男性駅員を明石署に詐欺容疑などで刑事告訴した。

JR西によると、男性駅員は2006年6月~今年2月、明石駅と応援派遣で業務にかかわった隣の朝霧駅のみどりの窓口で、自動改札を通らなくなる「磁気異常」を名目に架空の定期券を再発行。これを払い戻して換金する不正行為を計659回繰り返していた。朝霧駅では主に単独で不正行為をしていたが、明石駅での不正手続きは若手駅員7人にさせていた。

男性駅員は着服した金をギャンブルなどの遊興費に使ったほか、不正に関与した若手駅員のうち6人に一部を渡していたと説明。総額で375万円、1人当たり40万~90万円に上るという。飲食や旅行代金も肩代わりしていたという。

定期券不正、着服8600万…他の7駅員も協力

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120319-OYT1T01030.htm

JR西日本は19日、JR山陽線明石駅の男性駅員(50)が定期券を不正に再発行するなどして、約5年8か月の間に659件、計約8600万円を着服していたと発表した。

同社は男性駅員を詐欺容疑などで兵庫県警に告訴した。不正に協力した7人の同僚駅員とともに、懲戒処分にする方針。

同社によると、男性駅員は、破損した磁気定期券を無料で交換できる手続きを悪用。2006年6月~今年2月の間に、破損した定期がないのに、架空の名前を使って再発行手続きをし、この定期を払い戻して現金を着服していた。

内規では、一日の業務が終わった後、回収した破損定期券と再発行記録の照合作業を行うことになっているが、照合は行われていなかった。

同社の柴田信常務は「管理体制が不十分だった。再発防止に努めたい」としている。

男性駅員は、不正で得た全額を受け取り、端末の操作などで協力した同僚駅員のうち20歳代の6人に40万~90万円を渡したほか、飲食や旅行にも連れて行っていた。男性駅員は「ギャンブルや旅行に使った」と話し、協力した駅員の1人は「男性駅員に嫌われたくなかった」と説明しているという。

(2012年3月20日00時24分 読売新聞)

定期乗車券の不正再発行等に関する調査結果について<JR西日本旅客鉄道>

http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/03/page_1653.html

平成24年2月10日に発表いたしました大阪環状線天満駅社員による定期乗車券の不正再発行および払戻しによる現金着服を受け、同様の不正の有無および現金管理の実態について全社的な調査を実施いたしました。
その結果、平成24年2月21日に発表いたしました山陽本線五日市駅社員による不正行為に加えて、新たに社員による現金の着服があったことが判明いたしました。弊社社員の不正行為により、ご利用のお客様の信頼を裏切ってしまったことに対しまして、あらためて深くお詫び申し上げます。
今回の調査結果を厳粛に受け止め、ソフト・ハード両面にわたってチェック体制を整備するとともに、社員に対する教育、指導を徹底し、再発防止に努めてまいります。

詳細

1 今回の調査について
(1)調査内容
定期乗車券の再発行をした場合には、回収させていただいた定期乗車券などの証票を、毎日の売上締切に合わせて再発行記録と突き合わせチェックするとともに、旬毎のチェックを取り扱った駅で行うこととしております。
今回調査では、定期乗車券再発行時にお客様から回収させていただいた定期乗車券などの証票の有無のほか、再発行・払戻しに関するデータについて、調査可能なものを確認し、これらが正規の取り扱いであったか否かを、以下により検証いたしました。
・回収定期券などの証票と再発行記録を突き合わせ、証票が無いものについて、業務担当者などから聞き取り調査を実施しました。
・販売機器であるマルスおよびICOCA(イコカ)定期の再発行データを用い、再発行定期券の払戻しが複数回行われているものなどを抽出し、同じく業務担当者などから聞き取り調査を実施しました。
<調査したデータ>

$裸族のたわごと

(2)調査結果
今回の調査により、既に発表している天満駅社員および五日市駅社員による不正行為のほか、2件の不正行為が判明いたしました。なお、その他の駅においては、不正と認められるものは確認できませんでした。

(3)調査期間
平成24年1月27日から3月16日

2 新たに判明した不正行為について

$裸族のたわごと

(1)明石駅社員による不正行為
○概要
JR神戸線(山陽本線)明石駅所属の男性社員は、7名の社員に協力させ、勤務中に明石駅および朝霧駅の「みどりの窓口」において、架空の磁気定期乗車券があるものとして、磁気定期乗車券を再発行し、それをICOCA(イコカ)定期乗車券に変更した後に払い戻すなどの方法により、現金を着服していました。
複数の社員が関与しており、また被害額は約8,600万円に上り、極めて悪質であることから、既に警察にも相談し、判明した内容を踏まえ、告訴いたしました。

○不正行為を行っていた期間
平成18年6月から平成24年2月まで

○着服件数
659件

○着服金額
約8,600万円

○関与した社員
明石駅所属の男性社員(50歳)および協力した社員7名(うち、転出者3名、退職者1名)

$裸族のたわごと

(2)新三田駅社員による不正行為

○概要
平成20年当時、JR宝塚線(福知山線)新三田駅に所属していた男性社員は、勤務中に「みどりの窓口」において、架空の磁気定期乗車券があるものとして、ICOCA(イコカ)定期乗車券を再発行し、後日それを払い戻すことにより、現金を着服していました。

○不正行為を行っていた期間
平成20年4月から8月まで

○着服件数
2件

○着服金額
約16万円

○当該社員
鳳駅所属の男性社員(28歳)

3 今後の対策などについて

このたび弊社内の複数の駅において、共通の手口によって長期間かつ多額の現金が着服されたことは、当該駅において定められたチェックが機能していなかったことに加え、職場管理体制が不十分であったと認識しております。このため、現場でのチェック機能の改善などをただちに実施するとともに、作業手順の明文化、コンプライアンス教育の充実など、再発防止策を検討、実施してまいります。

(1)原因
全社調査を終え、4件の不正行為が明らかになりました。それらの共通的な原因としては、毎日の締切において、なされるべき回収定期券などの証票と再発行記録との確認が行われていない、また、旬毎の再チェックにおいても、その確認がなされていないことにあり、駅管理者においても点検が不十分で、最終的に証票を集約する審査・清算センターにおける確認もできていなかったことにあります。
その背景としては、
・定期乗車券の再発行では売上が計上されないため、現金との整合が必要ないことから確認が疎漏になっていたこと。
・再発行記録には、再発行に係るもの以外に券詰まりにより販売しなかったきっぷも含めているなど、駅係員や管理者にとってチェックしにくいものであったこと。
・このチェック業務について、規程での定めはあるが統一的な手順を定めていなかったことなどから、確認をしなくても良いとの受け止めが一部の駅にあり、それを牽制すべき管理者、本社・支社の指導部署においても過去に発生したことのあるミスや不正行為に確認の重点をおいていたため、再発行に関わる確認に対する注意喚起が十分でなかったこと。
などがあったと反省しております。

(2)対策
このため、緊急的な対策として、駅における定期乗車券の再発行に係わる証票などのチェックを確実に行うよう徹底いたしておりますが、更に、抜本的な対策としては、上記の認識を踏まえ、以下の取り組みを早急に進めてまいります。
・旬ごとのチェックについては、当該窓口担当者以外が行う体制とします。
・あわせて、駅係員がチェック業務を確実に行えるよう販売システムの改修を実施するとともに、統一的な手順書を作成し、管理者を含めた駅社員の教育を再度実施します。
・管理者にチェック業務が必ず実施されていることの確認を義務付けるなど、確実なチェックと牽制が行えるものとしてまいります。
・また、これらの業務が確実に行われていることを点検・指導する頻度を高めるために、支社に専任チームを置くことといたします。
・加えて、本社においても、過去事例だけではなく予兆的な項目も検討する体制を設けるほか、重要項目のモニタリングを行うなど、現場管理のサポートを行う仕組みを強化してまいります。

また、現金・有価証券を取り扱う駅社員に対して、あらためて指導を行うことで職責の重要性を認識させるとともに、不正を許さない風土を作るという観点で職場実態の一層の把握とコンプライアンス教育を強化し、今後このような不正行為を発生させないように努めてまいります。

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